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NICHIGO PRESS 2012年10月26日
http://nichigopress.jp/ausnews/science/44686/
「オーストラリアの大学は運営方針を変えるべきだ」
教育も新しいビジネス・モデルに
民間企業が実施した第三者による検討で、
「オーストラリアの大学はビジネス・モデルを考え直さない限り、破綻への時間が迫っている」
と評価されている。
アーンスト&ヤング社が作成した報告書によれば、今後10年でオーストラリアの国立大学のほとんどが、
「政府の予算削減とオンライン教育の興隆の板挟みになってやってゆけなくなる」
としている。
報告書執筆者のジャスティン・ボーカー氏は、
「調査で20大学の40人のリーダーにインタビューした結果、支配的な大学運営モデルでさえ、良くいっても持続性がないという結論に達した。
政府の大学予算は厳しくなっているし、競争も厳しくなっている。
新しいアプローチが必要だ。
基礎知識が必要ならインターネットで見つけられる。
従って、大学も変わらなければならない。
デジタル時代に対応した大学に変わらなければならない。
2012年には、政府が大学出資方法を変更しており、制度内の競争が強化された。
また海外留学生の存在が高等教育部門を支え続けてきたが、その高等教育部門の競争が高まっており、各大学はそれぞれの特長を強化し、他の大学との差別化を図り、同時に贅肉を落とすことが必要だ」
と語っている。
さらに、
「今や2学期制さえ過去になりつつある。大学は年間を通じて開講しなければならない」
と述べている。(NP)
』
【気なる目次(4)】
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