●
予想は大外れ。
ここまで自民党が伸びるとは思わなかった。
自民党とは「賞味期限の切れ政党」
というのがイメージだったが。
民主党のこの敗北はすさまじい。
立て直しが大変だ。
ついでに未来の党もメチャクチャ。
もともと小沢隠れ党だったので、生活第一党への評価ということになったのだろう。
これは、穏当な評価だろう。
もう、世間は小沢さんをウサンクサイ奴としかみていないということであろう。
維新も結構伸びた。
みんなの党もいい加減な党だが、そこそこ頑張ったようだ。
『
jiji.com 2012/12/17-04:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012121600507
自公、政権を奪還=320議席超す-民主惨敗、維新第3党に
第46回衆院選は16日投票、即日開票され、比例代表の3議席を除く477議席が確定した。
自民党は小選挙区と比例で計293議席を獲得して、民主党を圧倒。
共闘する公明党と合わせて323議席に達し、2009年に失った政権の奪還が決まった。
民主党は公示前の230議席から激減、1998年の結党以来最低の57議席と惨敗した。
「第三極」陣営では日本維新の会が54議席を得て衆院第3党となった。
みんなの党も18議席を獲得したが、日本未来の党は公示前の62議席から大幅に後退、10議席を割り込んだ。
衆院選による政権交代は2回連続。
自公両党は3分の2の議席を占め、参院で否決された法案を衆院で再可決できる勢力を得た。
自民党の安倍晋三総裁は、25日にも召集される見通しの特別国会で第96代首相に選出される。
安倍氏は06~07年に首相を務めており、返り咲きは現行憲法下では吉田茂氏以来2人目となる。
安倍氏は17日未明、党本部で記者団に「公明党と連立政権をつくっていく」と述べ、同日から政策協議に入る意向を明らかにした。
参院で自公が過半数に達していないことを踏まえ、
「法案ごとに理念、政策が一致するところに協力をお願いしたい」
と、部分連合で対応する考えを示した。
安倍氏は新政権の人事にも着手。
石破茂幹事長を続投させる意向を固めた。
17日午前3時半現在、自民党は小選挙区237、比例56の議席を獲得、全常任委員会で委員長を独占し、委員の過半数を占める絶対安定多数(269議席)を大きく超えた。
公明党は小選挙区に擁立した9候補が全勝、比例と合わせて30議席となり、公示前の21議席を上回った。
一方、「比較第1党」を目指した民主党は、藤村修官房長官や田中真紀子文部科学相ら現職閣僚7人が落選したほか、菅直人前首相が小選挙区で敗北するなど全国で苦戦。
獲得議席は小選挙区27、比例30にとどまった。
第三極では維新が大阪の小選挙区で12勝したほか、比例も堅調で、小選挙区14、比例40を獲得した。
内閣不信任決議案や予算を伴う法案の提出が可能となる。
みんなの党は小選挙区4、比例14で、公示前の8議席から倍以上に増えた。
未来は小選挙区2、比例6の計8議席と苦戦した。
共産党は比例で8議席を得たが、公示前の9議席を下回った。
社民党も小選挙区1、比例1の計2議席にとどまり、公示前の5議席から減らした。新党大地と国民新党はそれぞれ1議席を確保。
新党日本は議席を失い、新党改革も議席を獲得できなかった。
』
『
日経web 2012/12/17 12:11
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1701D_X11C12A2EB2000/
民主離党組、小選挙区当選は「1勝70敗」
2009年の前回衆院選以降に民主党を離党し、他の政党や無所属の候補として今回の衆院選に出馬した前衆院議員67人と前参院議員4人の計71人のうち、
小選挙区で勝ったのは日本未来の党の小沢一郎氏のみ
だった。
民主党同様、所属政党を変えて臨んだ前職議員にも厳しい戦いとなった。
小選挙区で敗れて比例代表で復活当選したのは日本維新の会の小沢鋭仁元環境相や松野頼久元官房副長官ら13人だった。
09年衆院選で308議席を獲得した民主党は、消費増税方針などをめぐって分裂。
今回の衆院選では未来、維新、みんなの党、新党大地、自民党などに所属が分かれた。
民主党政権で閣僚を務めた後に未来に移った山岡賢次元国家公安委員長や山田正彦元農相ら閣僚経験者も軒並み敗れた。
』
つまり、民主離党組は全滅。
大将の「小沢一郎」のみ、何とか生き残った。
まあ、カッコづけのろくでもない連中だったからしかたがないが。
市民の目は実に厳しい。
『
毎日新聞 2012年12月17日 10時21分(最終更新 12月17日 12時16分)
http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000e010297000c.html
衆院選:民主離党組、当選14人 60人が国会去る
民主党を離党した候補で小選挙区を勝ち上がったのは、日本未来の党の小沢一郎氏(元民主党代表)の1人だけにとどまった。
重複立候補により比例代表で復活当選した候補もわずか13人。
離党後の合従連衡で新党を渡り歩いた候補もおり、「政党不信」をもたらした離党組に対し、有権者の厳しい審判が下った。
政権交代した09年の前回衆院選で、民主党から308人が当選した。
その後、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加方針などに反発した計78人が公示前に離党。
不出馬の4人を除く74人が、他党公認や無所属で選挙戦に臨んだ。
09年に初当選した民主離党組50人のうち、
▽未来37人
▽維新3人
▽みんなの党3人
▽無所属2人
▽自民、国民新党各1人
−−の計47人が今回の衆院選に立候補した。
しかし、小選挙区では全敗。
09年は民主党への「追い風」に乗って当選していただけに、選挙基盤の弱さを露呈する形になった。
未来の畑浩治氏ら計6人が、かろうじて比例復活で当選を果たした。
小沢氏を含む2期以上の離党者28人のうち、立候補したのは未来21人、維新4人、新党大地2人の計27人。
こちらも各地で苦戦を強いられ、未来の山田正彦元農相ら、民主党政権での閣僚経験者が、小選挙区で自民に敗北した。
比例復活も小沢鋭仁元環境相や維新の石関貴史氏など7人にとどまった。
維新、みんな、未来の「第三極」勢力は事前の一本化や選挙区調整が不調に終わり、地方分権や脱原発、反消費増税などの争点化も不発に終わった。
低支持率の民主に見切りをつけ、新党などに活路を見いだそうとした離党組は、期待した無党派層の票を呼び込めず、多くが国会を去ることになった。
』
● 国会の党派勢力図
【気なる目次(4)】
__