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朝鮮日報 記事入力 : 2012/08/07 10:51
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/07/2012080701192.html
韓国軍:5000億ウォン投じ無人攻撃機を開発へ
2021年の実戦配備を目標に
韓米ミサイル指針のため、搭載重量は500キロ以下に制限
韓国軍が予算5000億ウォン(約347億円)を投じ、無人攻撃機の開発に着手した。
韓国軍消息筋は6日
「次期軍団級無人偵察機開発事業と並び、無人攻撃機開発事業も同時に進めている。
無人攻撃機の開発費として約5000億ウォンが策定された」
と語った。
韓国軍の無人攻撃機開発は今回が初めてだ。
しかし、韓米ミサイル指針が韓国軍の無人機(UAV)の搭載重量(飛行に必要な装備を除く、爆弾・ミサイル・レーダーなどの重さ)を制限しているため、
米国が1990年代に開発した無人攻撃機と同水準の性能
に限定されるといわれている。
韓国軍が現在運用しているUAVは計3種類。
いずれも低高度用無人偵察機だ。
このうち韓国で独自開発したものは、2004年に実戦配備された韓国航空宇宙産業(KAI)製のRQ101「ソンゴルメ(ハヤブサ)」しかない。
韓国軍は17年に無人攻撃機開発を完了する予定で、早ければ21年の実戦配備を目標にしている。
防衛関連企業の関係者は
「これまで無人攻撃機を独自開発して実戦配備した国は米国とイスラエルだけ。
無人攻撃機の開発は、韓国軍のUAVの力量が大きく成長していることを意味する」
と語った。
韓国軍が開発に乗り出した無人攻撃機のエンジン出力は、150馬力前後だといわれている。
現在韓国軍が運用している低高度用無人偵察機ソンゴルメのエンジン出力(50馬力)の3倍に当たり、米国が95年に開発を終え実戦配備した中高度用無人攻撃機MQ1「プレデター」のエンジン出力(115馬力)をやや上回る水準だ。
無人攻撃機の全体的な性能もMQ1クラスと推定されている。
韓国の防衛関連企業の技術で、米国が200年代に実戦配備した無人攻撃機「リーパー」(エンジン出力900馬力)クラスのUAV開発に乗り出すこともできるが、韓米ミサイル指針があるため、韓国軍は中・低高度用UAV開発に絞って力を注いでいる。
79年に作られ01年に一部改正された韓米ミサイル指針は、ミサイルの弾頭重量だけでなくUAVの搭載重量も500キロ以下に制限している。
MQ1の場合、搭載重量は約340キロで、リーパーだと1700キロになる。
プレデターの最高速度は時速217キロ、航続距離は1200キロ、最高上昇高度は約7600メートル。
24時間の飛行が可能だ。
レーザー誘導の空対地ミサイル「ヘルファイア」(射程10キロ)を搭載して戦車・装甲車などを精密攻撃することができ、偵察任務も遂行できる。
米国は95年から、アフガニスタン、ボスニア、コソボ、イラク、イエメンなどで繰り広げられた実戦にプレデターを投入してきた。
米国中央情報局(CIA)は昨年9月、イエメンに隠れていた国際テロ組織「アルカイダ」の最高指導者アンワル・アウラキ氏を、プレデターを用いて殺害したといわれている。
また米国は、昨年のリビア内戦にもプレデターを投入し、逃亡していたムアマル・カダフィ大佐の車列(約80台)を追跡することに成功した。
韓国軍消息筋は
「韓国軍が開発に乗り出す無人攻撃機も、プレデターのようにヘルファイアで武装するだろう。
有事の際、敵の中心施設や要人を破壊・除去することが可能だ」
と語った。
また無人攻撃機と共に開発する軍団級無人偵察機について、韓国軍は、偵察用や通信中継用、電子戦用など用途を細分化して開発に着手するといわれている。
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自国で使うのだろうか。
それとも輸出用だろうか。
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