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朝鮮日報 記事入力 : 2012/08/10 10:27
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/10/2012081001043.html
李明博大統領、独島訪問へ出発
李明博(イ・ミョンバク)大統領は10日、現職大統領としては初めて、独島(日本名・竹島)を訪問するため、現地に向け出発した。
韓国大統領府(青瓦台)によると、李大統領は同日、鬱陵島を訪れ、天候が許せば、独島も訪問すると説明した。
李大統領は独島訪問で政治的、外交的な発言は慎むとみられるが、日本による植民地支配からの解放記念日に当たる光復節(8月15日)を控えた時期の訪問だけに、日本側に独島の領有権を守るという強いメッセージを送る狙いがあるとみられる。
大統領府は、訪問目的を表向きは「環境保全のための地方視察」と説明している。
大統領府の関係者は「李大統領は鬱陵島、独島の環境をしっかりと保全すべき、との点に言及するとみられる」と語った。
独島訪問には、文化体育観光部(省に相当)の崔光植(チェ・グァンシク)長官、環境部の劉栄淑(ユ・ヨンスク)長官らが同行する。
1948年の大韓民国政府樹立以降、現職大統領が独島を訪問するのは今回が初めてだ。
これまで独島を訪れた政府首脳で最高位の人物は、2008年7月29日の韓昇洙(ハン・スンス)首相(当時)だった。
』
大統領の兄が先日逮捕され、李明博大統領の求心力はガタガタに落ちている。
この難局を乗り切る一発は?。
「起死回生の一打」は何?
やはりこれだった。
日本を悪役に仕立てて、
「正義のヒロー、李明博(イ・ミョンバク)」
を演出すること。
仮に私が大統領の立場だったら、おそらく同じ事をするだろう。
もうこれしか手が残っていない。
いまは日韓関係を悪くしても、延命策をとるしかなくなっている、ということ。
しかたがないだろう。
権力大統領制というのは権力が一手に集中するため、常に末期には政権は腐敗状態になる。
韓国の歴代大統領でこの慣習から逃れたものはいない。
よって新任の大統領の初仕事は前任者の腐敗を暴いて粛清することにある、という情けない状態が延々と続いている。
前大統領逮捕というのはルーチンワークみたいなもので、前大統領のノ・ムヒョン(盧武鉉)のときは、その腐敗が凄まじく、大統領をやめてから追求に堪えられず自殺してしまったほど。
李明博大統領の任期はあと半年。
ということは、李明博政権の内部は腐敗で真っ黒とみていい。
政権は青息吐息の状態といっていいだろう。
このままでは、
おそらく1年内、つまり大統領をやめて半年以内に歴代大統領と同じく
「逮捕という仕置」
が待ち受けている。
そこでなんとか人気回復をする必要がある。
有効打がどうしても欲しい。
いわゆる保身であり、目を国内ではなく対外に逸らすにもっともいいのが、反日本政策。
今回の竹島訪問も、いい機会を捉えての一発だとみていい。
現政権はいいが、これで次の大統領は冷えきった日韓関係という重荷を背負わされることになる。
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ウォールストリートジャーナル 2012年 8月 10日 14:56 JST
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_492645
韓国大統領が竹島訪問=史上初、「固有の領土」強調
―任期終盤、対日強硬姿勢に
【ソウル時事】
韓国の李明博大統領は10日、日本と韓国が領有権をめぐり対立する竹島(韓国名・独島)を訪問した。
大統領の竹島訪問は史上初めてで、実効支配している「韓国固有の領土」であると内外にアピールするとともに、一歩も譲歩しない断固たる姿勢を示すのが狙い。
日本は激しく反発しており、両国関係の冷却化は必至だ。
大統領は竹島に近い鬱陵島を訪れた後、ヘリコプターで移動し、竹島に上陸した。
大統領府は、詳細な動静について同日中にソウルに大統領が戻った後に公表するとしている。
李大統領は2008年2月に就任してから当初は、「実利外交」を掲げて対日関係でも抑制した対応に努め、一時は良好な関係を築いた。
しかし、
任期終盤を迎え、レームダック(死に体)化する中で姿勢を転換。
歴代政権以上の対日強硬措置に踏み切った。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2012年8月10日 18時55分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63681&type=0
<中華ボイス>
領土問題は慎重に、韓国大統領の竹島訪問は問題を悪化に導く―中国ネットユーザー
2012年8月10日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(韓国名・独島)を訪問した。
日本と韓国は竹島の領土問題で緊張状態にあり、互いに領有権を主張している。
それだけ領土問題は敏感で、一朝一夕に解決できるものではない。
李大統領の竹島訪問について、日本政府は事前に韓国政府に対し中止を要求していたが、李大統領は訪問を強行した。
韓国の大統領が竹島を訪問するのは初めてということもあり、日本のみならず中国のネットユーザーたちからも注目されている。
中国のあるネットユーザーは
「韓国の李明博大統領の竹島訪問は大きな問題に発展しそうだ。
領土問題は非常に複雑であるため、急がずに、解決できるだけの能力が備わってから解決
すれば良いと思う。
両国のわだかまりが解けないうちに、問題を悪い方向へ発展させてはいけない」
と自身のマイクロブログに意見を掲載した。
』
あと半年でやめる大統領に領土問題を解決しようなどという考えは毛唐もない。
それより、その問題をうまく使って
自分をアピールしようとしているだけ
だということは皆分かっている。
それが政治というものである。
だが、こじれさせては後年において、この大統領の評価は下る。
それを考えられるほどの余裕がイ・ミョンバク大統領にはもうなくなっている、ということなのだろう。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年8月10日 19時38分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63687&type=0
李大統領の竹島訪問に韓国世論は賛否両論、
「サッカー3位決定戦への影響」も懸念―中国メディア
2012年8月10日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が竹島(韓国名・独島)を視察、日本政府の反発と抗議を招いている。
環球時報(電子版)が伝えた。
これに対し、韓国国内は賛否両論だ。
韓国紙・朝鮮日報は李大統領の視察を
「李明博政府は韓国固有の領土を守るため、日本側に強力なメッセージを発した」
と高く評価。
一方、韓国世論は
「せっかく韓国が実効支配しているのに、大統領の訪問で『国際紛争地』とみなされる恐れもある」
との懸念も示している。
韓国の国際問題専門家からは
「大統領の視察は正当な主権行使で当然の行為」
「韓国政府は実効支配をさらに強めるべき」
との声が上がっている。その一方で、
「日本の紛争地化戦略のワナに巻き込まれるのでは」
「日韓関係が急速に冷え込むことは確か」
との指摘もある。
このほか、韓国のネットユーザーたちは李大統領の視察を支持する一方で、
「単なる支持率稼ぎ」
と冷ややかな声も。
また、ロンドン五輪男子サッカーで日本との銅メダル争いを控える中、
「良い試合になることを期待していたが、その期待も政治的暗雲にかき消されてしまった」
と残念がる声も聞かれた。
』
大統領の竹島行きが果たして、正となるか邪となるか?
しかし、
もうこれしか残された手がなかった
ということも事実ということであろう。
追い詰められていたということだ。
李明博(イ・ミョンバク)大統領は必死のようである。
見境もなく、
「なりふりかまわず、もがいている」
そんな感じになってきた。
いかに1年後の刑務所暮らしを逃げるか、それだけが頭に浮かぶ懸案事項のようである。
とりあえず、
なんでもいいから人気取りになる発言を繰り返すことで、生命をつなぐ
しかないようだ。
日本としては冷静に「傍観的に事態を見ていればよい」ということになる。
おそらく、李明博大統領は自爆の道を歩むしかないだろう。
この大統領の命運は尽きている。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2012/08/15 10:07
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/08/15/2012081500583.html
李大統領の天皇謝罪要求、日本で反発広まる
「天皇陛下の訪韓を推進したことはなく、リーダーとして礼儀に欠ける発言」
「韓日関係の冷え込みは数年に渡る可能性も」
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が14日
「(天皇が)韓国を訪問したければ、独立運動をやって亡くなった方々を訪ねて心から謝罪するのならよろしい」
と発言したことに対し、日本側は大きく反発している。
韓日関係の冷え込みは数年間続くこともあり得る、という見方まで出ている。
玄葉光一郎外相は14日、李大統領の発言に対し
「報道を通じて知ったが、わたしは(天皇陛下の訪韓に関する報告を)一度も聞いたことがない」
と語った。
内閣の関係者も
「天皇陛下の韓国訪問に関して韓国と協議したことはなく、(李大統領の発言は)極めて心外」
という反応を示した、と朝日新聞は伝えた。
また外務省の幹部は
「個人的な考えを言ってしまったのだと思う」
と語った。
日本の政界も反発している。安倍晋三元首相は、朝日新聞のインタビューに対し
「一国のリーダーの発言としては礼儀がない。
大統領は親日的だと思っていたが」
と語った。
毎日新聞は
「信じられない発言だ。
悪影響は数年単位に及ぶのではないか」
という外交関係者の発言を引用し、
「来年2月に発足する韓国の次期政権下でも日韓関係の修復は簡単ではない」
という消息筋の見解を報じた。
産経新聞は
「韓国では昨年末以降、李大統領の実兄や親族などが不祥事で逮捕され、大統領の求心力は低下している。
今回の発言の背景には、竹島上陸に続き対日強硬姿勢を見せ“愛国的大統領”として任期を終えたいとの考えがちらつく」
と伝えた。
またある外交消息筋は
「日本にとって象徴的存在である天皇に対する発言は、独島(日本名:竹島)訪問よりも大きな問題に発展しかねない」
と懸念した。
テレビ朝日は、天皇陛下が韓国訪問を推進したことはなく、むしろ李明博大統領が天皇陛下の韓国訪問を勧めたと主張した。
天皇訪韓は、韓日両国間で長年話し合われてきた事案だ。
両国は、植民地支配による過去史問題に終止符を打つという観点から、天皇訪韓を長年推進してきた。
特に李大統領は、当選者時代の2008年2月、朝日新聞のインタビューに対し
「未来志向的な韓日関係を作るため、天皇訪韓を歓迎する」
と語っていた。
大統領就任2年目の09年9月には、訪韓そのものも重要だが、どういう形で訪問するのかがさらに重要だと語っていた。
』
日本としてはもう
韓国を見限る状況に入ってきているということを実感している
のではないだろうか。
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